セイタカアワダチソウ

キク科

Print page

セイタカアワダチソウの花粉は、しばしば秋の花粉症の原因とされるが、実際はその原因はブタクサ類の花粉の場合が多い。ずれも晩夏から初秋にかけて開花するが、セイタカアワダチソウは、「goldenrod」の名のとおり、単茎で鮮やかな明るい黄色の花をたくさんつける。ブタクサ類の花は小さく、目立たない緑色が、大量の花粉を空気中に放出する。

セイタカアワダチソウ

キク科

英名:Tall goldenrod

学名:Solidago altissima L.

 

基本情報・生態・形態

多年草。北アメリカ原産。草丈は1.5~3m。

セイタカアワダチソウの花粉は、しばしば秋の花粉症の原因とされるが、実際はその原因はブタクサ類の花粉の場合が多い。ずれも晩夏から初秋にかけて開花するが、セイタカアワダチソウは、「goldenrod」の名のとおり、単茎で鮮やかな明るい黄色の花をたくさんつける。ブタクサ類の花は小さく、目立たない緑色が、大量の花粉を空気中に放出する。セイタカアワダチソウの花粉量はずっと少なく風媒と虫媒の両方で繁殖する。

 

セイタカアワダチソウ類について

北米の北東部及び中北部には60種を超えるセイタカアワダチソウ類が分布する。葉脈は、種によって網状脈のものと並行脈のものとがある。すべて葉は互生である。また、種によって頭状花序、円錐状花序、散房花序、総状花序、穂状花序に分かれっる。日本では、Solidago属に、セイタカアワダチソウ(S. altissima)のほかに、オオアワダチソウ(S. gigantea)カナダアキノキリンソウ(S. canadensis)、イトバアワダチソウ(S.graminifolia)、在来種のアキノキリンソウ(S. virga-aurea)がある。

 

発生時期

種子及び匍匐する地下茎で繁殖する。円錐状の花序をもち、花期は10~11月。

 

被害・影響

道端、休耕地、空地、河川敷、荒地などに群生する。

 

効果のある除草剤など

オーキンシン型除草剤など

その他の病害・害虫・雑草を探す

アレチノギク

アレチノギク

茎は直立、分岐し、硬い毛に覆われていて、草丈は約1 mになる。葉は灰緑色で、深く欠刻し、粗い鋸歯があり、軟毛が密生する。

表示する
ハルタデ

ハルタデ

ハルタデは一年草。草丈は約60...

表示する
セイヨウノコギリソウ2

セイヨウノコギリソウ

セイヨウノコギリソウは細かな鋸歯があり、軟毛に覆われた長細いシダ状の葉を持つ多年草である。地下茎で繁殖し、群生することが...

表示する
ヘラオオバコ

ヘラオオバコ

ヘラオオバコはヨーロッパ原産の多年草。...

表示する
ゼニゴケ

ゼニゴケ

葉状体は、2又状に分枝する。上面は光合成又は同化を行う部分であり、下の貯蔵組織には気室(たる型)を持つ表皮(epider...

表示する
ミヤコグサ

ミヤコグサ

マメ科の多年草。 茎は地を這うように伸び、30センチ程度まで広がる。花柄の先に鮮やかな黄色い花を1~3個程度つける。

表示する
コニシキソウ

コニシキソウ

茎は、1本の主根から伸び、根元から多数分岐、匍匐する。円柱形、基部は軟毛、上部はやや軟毛又は粗毛があり、緑色~(ほとんど...

表示する
ナルトサワギク

ナルトサワギク

ナルトサワギクは一年草又は短命の多年草でヒナギクに似ている。大きさや形状は条件によって大きく異なる。

表示する
ハハコグサ

ハハコグサ

越年草。アジア原産。草丈は40...

表示する
ヘビイチゴ

ヘビイチゴ

多年草。草丈は約10cm。両性花をもち、虫媒花である。日本全土の低地の日当たりが良い草地に自生し、中国、韓国にも分布する...

表示する
オニノゲシ

オニノゲシ

茎を直立させる草丈0.2~2mの冬生一年草で主根は短い。...

表示する
ハルジオン

ハルジオン

米国原産で二年生もしくは(やや繁殖力が強い場合)短命の多年生である。...

表示する
オオバコ

オオバコ

オオバコ科の多年草で、ロゼット型で踏みつけに強い。 葉は、先の尖った楕円形であり、3~5本の明確な葉脈がある。

表示する
モンツキウマゴヤシ

モンツキウマゴヤシ

モンツキウマゴヤシは地中海原産のマメ科の帰化植物。 ターフ全体に密生し、マット状になる。...

表示する
カミツレ

カミツレ

カミツレはキク科の一年生で、草丈は30~60cm、分枝数は少~多である。茎は淡緑色、紫緑色又は紫色で、細いすじが縦方向に...

表示する
トキンソウ

トキンソウ

一年草、無毛または有毛、茎は匍匐するか斜上し分岐し、草丈は10~20 cm。...

表示する
ホトケノザ

ホトケノザ

北海道以外の本州・四国・九州・沖縄に広く分布する越年草。春の七草のホトケノザはコオニタビラコ(キク科)であり、本種とは別...

表示する
ノボロギク

ノボロギク

ノボロギクは冬生一年草で、茎は直立し、60cm近くまで伸びる。葉は羽状に分裂し鋸歯のあるものから卵形(主に幼葉)のものま...

表示する
シロザ

シロザ

観賞用草花。ほぼすべての土壌で生育可能である。太い主根を伸ばす一年草。狭卵形~三角状卵形で、細長く、明るい青緑色である。

表示する
ワスレナグサ

ワスレナグサ

多年草で、草丈は20~60...

表示する
セイヨウヒルガオ

セイヨウヒルガオ

セイヨウヒルガオは、芝地や周辺の土地で旺盛に伸長する多年生双子葉植物であり、観賞用・産業用草花である。葉は2.5~5...

表示する
タチイヌノフグリ

タチイヌノフグリ

ヨーロッパなどを原産とする多年生植物。日本には明治時代にシロツメクサと同様に牧草として移入されたと言われる。草丈は20~...

表示する
セイヨウオオバコ

セイヨウオオバコ

ヨーロッパ原産の多年草で現在は日本各地に分布する。在来種のオオバコ同様踏み付けに強く、貧弱な土壌や道端等でも生育する。本...

表示する
タチツボスミレ

タチツボスミレ

タチツボスミレは日本でもっとも普通に見られるスミレの仲間の一つで多年草。北海道から沖縄まで広く分布し、野原から山林内、畑...

表示する
ウマゴヤシ

ウマゴヤシ

地中海原産の越年草。江戸時代頃に牧草として日本に入って来たといわれる。草丈は大きいもので60センチ程度まで成長し、3月か...

表示する
ミミナグサ

ミミナグサ

ミミナグサは越年草。草丈は約30cm。花は両性花で自家受粉あるは虫媒花。花柄が萼片より長くなることが特徴で、帰化植物のオ...

表示する
ブタクサ

ブタクサ

夏生一年草で、長い主根があり、雌雄同株である。高さは1.8m近く又はそれ以上になる。葉は羽状に裂けており薄い。下部の葉は...

表示する
ヒメジョオン

ヒメジョオン

一年生又は二年生で、草丈は最長約1...

表示する
チチコグサモドキ

チチコグサモドキ

キク科の越年草または一年草。夏に発生または秋に発生しロゼットで越冬する。葉はほぼ同じ大きさで、茎葉の表面は綿毛で覆われる...

表示する
ウラジロチチコグサ

ウラジロチチコグサ

南米原産の帰化植物。一年草または越年草に分類されるが、生活環が1年以上に及ぶこともある。葉の表面は緑色で、裏面には綿毛が...

表示する
イヌガラシ

イヌガラシ

イヌガラシは越年草。草丈は30㎝程度。やや湿った場所を好み、畔、畑地、荒地、道端などで見られる。

表示する
チチコグサ

チチコグサ

年生草。匍匐する地下茎で増殖する。頭花が茎の先に集まり、草丈は8~25...

表示する
メリケントキンソウ

メリケントキンソウ

小さなロゼットを形成し分枝し、ストロン(ほふく枝)から新たなロゼットを形成し、マット状に密生する。...

表示する
チドメグサ

チドメグサ

葉の汁を傷につけると血が止まることからこの名がついた。本州以南の広い地域に分布し、普通にみられる。多年草で春に球形の花序...

表示する
ムラサキサギゴケ

ムラサキサギゴケ

ゴマノハグサ科の多年草で、本州・四国・九州の広い地域に分布する。匍匐茎を伸ばし生育域を広げていく。春から初夏にかけて紫色...

表示する
トキワハゼ

トキワハゼ

全国に広く分布するゴマノハグサ科の一年草。花期が長いのが特徴の一つで、4月から11月までの間にさじ型のうす紫色の花をつけ...

表示する