ヒメジョオン
キク科
一年生又は二年生で、草丈は最長約1 m、上部の茎がやや分岐し、花茎となる。主茎全体に白い毛がある。下部の葉は長さ約8~13cmで葉柄が長く、被針形、卵形又は倒被針形である。
キク科
英名:Annual fleabane
学名:Erigeron annuus Pers.
基本情報・生態・形態
一年生又は二年生で、草丈は最長約1 m、上部の茎がやや分岐し、花茎となる。主茎全体に白い毛がある。下部の葉は長さ約8~13cmで葉柄が長く、被針形、卵形又は倒被針形である。上部の葉は小さく、無柄で、通常は被針形である。茎頂部近くまで葉は多く互生する。下部の葉は粗い鋸歯又は歯牙が多く、上部の葉は先端に向かってわずかに粗い鋸歯がみられることがある。頂部にヒナギク様の頭上花を小さな花序につけ、頭花の径は約1、3~2cmである。
中心に非常に小さな黄色い筒状花を多数つけ、その周囲に50~120個の白い舌状花をつける。いずれの小花も自家受粉で繁殖する。蕾はしばしば白い毛で覆われる。
そう果はまばらに短毛があり(毛を落とすことがある)、風で飛散する。
日なた又は半日なたで、湿潤~中湿性の場所を好む。ひげ根の根系を伸ばし土壌は選ばず、他の多くの種と異なり、粘土や砂利のある土壌でも生育可能であり、撹乱地で旺盛に自生繁殖することができが、暑く乾燥した気象条件では、下部の葉が黄色に変色し枯れる。
また、本種の大きさは土壌の肥沃さ、水分量及び混生する植物との競合によって大きく異なる。
発生時期
開花は初夏に始まり、秋まで断続的に続き、盛夏の高温の時期には少なくなる。