ゼニゴケ
ゼニゴケ科
ゼニゴケの葉状体は、2又状に分枝する。上面は光合成又は同化を行う部分であり、下の貯蔵組織には気室(たる型)を持つ表皮(epidermis)が確認される。葉状体に「無性芽器」と呼ばれる小さな杯状体があるのが特徴的であり、この器官は栄養繁殖に用いられる。
ゼニゴケ科
英名:Common liverwort
学名:Marchantia polymorpha L.
基本情報・生態・形態
根や維管束系を持たない単純な植物である。コケ類及びコケ植物門の一部とみなされていたが、最近になってゼニゴケ門という独立した門が与えられた。葉状体は、2又状に分枝する。上面は光合成又は同化を行う部分であり、下の貯蔵組織には気室(たる型)を持つ表皮(epidermis)が確認される。葉状体に「無性芽器」と呼ばれる小さな杯状体があるのが特徴的であり、この器官は栄養繁殖に用いられる。 多細胞性の紫色の鱗片と単細胞性の根は、葉状体の腹面にある。
造精器及び造卵器は、それぞれ雄器支持体及び雌器床と呼ばれる特殊な直立した茎葉体上に形成される。これらは別々の葉状体につくため、本種は雌雄異体である。