コニシキソウ

トウダイグサ科

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コニシキソウの茎は、1本の主根から伸び、根元から多数分岐、匍匐する。円柱形、基部は軟毛、上部はやや軟毛又は粗毛があり、緑色~(ほとんどが)赤色で、茎の切り口からは白い乳汁が出る。草丈30 cmに達しマット状に広がる。

コニシキソウ

トウダイグサ科

英名:Spotted spurge

学名:Euphorbia supina

 

基本情報・生態・形態

一年草。北アメリカ原産。

は、1本の主根から伸び、根元から多数分岐、匍匐する。円柱形、基部は軟毛、上部はやや軟毛又は粗毛があり、緑色~(ほとんどが)赤色で、茎の切り口からは白い乳汁が出る。草丈30 cmに達しマット状に広がる。

‐対生で、短い1㎜の葉柄がある。茎と同じような軟毛に覆われ、葉身は基部で斜めに立ち上がり、主に長楕円形~卵状楕円形、上部は暗緑色~濃緑色、下部は白緑色で、ときに葉の中央に紫褐色の斑点がある。毛は上部ではまばら~やや多く、下部は密生。葉身は全縁に見えるが、実際には縁全体に浅い鋸歯があり、先端は丸みがある。長さは約1.4 cm、幅約5 mm。葉の主脈は通常3本で、すべての葉の基部から伸びる。

花序‐通常、葉腋に1個の杯状花序をつける。上部の茎の節間が短いため、密についているように見える。

‐杯状花序の総苞は緑色で、長さ約2 mm、無毛又はまばらに剛毛が生え、先端に4本の腺体がある。腺体はオリーブのような緑色で、白~薄紅色の小さな付属物がある。付属物は幅0.5 mm、長さ0.3~0.4 mm。杯状花序の先端には内側に向かって毛がある。1個の杯状花序に雄しべは1~2本、花糸は白色で無毛、長さは0.5~0.7 mm。葯(やく)は黄色または一部赤色を帯び、2室(bilobed)、幅0.3 mm。通常、蒴果は杯状花序に対して直角につき、剛毛があり、緑色、長さ約2 mm、3室。花柱は3本で、長さ0.4~0.5 mm、半透明で、先端が3裂又は4裂し、無毛。種子は長さ1~1.1 mmで熟すと紫褐色となり、不明瞭な深い横じわがある。

 

発生時期

花期は7~10月。

 

被害・影響

生育地は荒れ地、撹乱地、耕地、歩道・道路の脇、線路、空き地、芝地など。芝地においては、低刈に耐え、マット化しやすい。芝の芽数を増やし密度を高めることは本雑草の侵入を防ぐのに有効。また、種子で増えるために、発生前にスペクタクルフロアブルなどの土壌処理剤で処理することも効果的な防除方法となる。

 

その他の情報

本雑草は、地を這うように伸び、葉が対生、茎に毛があるため、確認しやすい。直径1 m以上の大きな円形のマット状に生育することもある。本雑草及び同科の植物の多くは、切り口から白い乳汁を出し、これに触れて皮膚がかぶれたりする症状出る人もいるため、慎重に扱う必要がある。

 

効果のある除草剤など

発生前 : スペクタクルフロアブル

発生前および発生初期 : デスティニーWDG

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