ブラウンリングパッチ
病原体:ウェイティ菌(リゾクトニア菌の完全世代名)
円形または不定形の黄褐色~褐色のパッチで、リング(10~50cm)になることが多い。症状は軽微で地下部まで侵害されないので芝が枯れることはない。炭疽病やテイクオールパッチ、ブラウンパッチの症状に似ている。
菌の主な生息部位
発生芝種・発生時期
発生生態
円形または不定形の黄褐色~褐色のパッチで、リング(10~50cm)になることが多い。症状は軽微で地下部まで侵害されないので芝が枯れることはない。炭疽病やテイクオールパッチ、ブラウンパッチの症状に似ている。発生時期はブラウンパッチよりもやや早いことが多い。
治療対策
DMI剤、SDHI剤、QoI剤などが有効である。しかしブラウンパッチなどのリゾクトニア菌に有効な剤が全て効くとは限らない。
Envuの推薦防除方法
SDHI剤、QoI剤、DMI剤の予防散布が効果的であると考えられます。治療散布でも早く回復します。
参考写真
ブラウンリングパッチの淡褐色菌そう. 褐色の菌糸塊ができる
ベントグリーンに発生したリング状のブラウンリングパッチ(ベントグリーン 9月)
淡いパッチ症状を示すブラウンリングパッチ(ベントグリーン 7月)
ブラウンリングパッチ(ウェイティ)菌糸はブラウンパッチ(リゾクトニア)の菌糸より細い(ベントグリーン 8月)