キイロシリアゲアリ
害虫の食害:その他(羽蟻が灯火に飛来)
営巣地は少し陰湿で雑草や蘚苔類におおわれた地中または立木の腐朽部などである。春・夏は甘味を求めて家屋内・温室内に侵入する。羽蟻は9月~10月頃夕方に飛び出し、灯火によく集まるため、家屋にもよく侵入し、不快害虫としてしばしば問題になる。
// 特徴
働きアリの体長は2~3mm。体色は少し褐色がかった黄色で、頭部、腹部の背面は濃色。頭部、腹柄、腹部は平滑で光沢に富む。腹柄節が腹部前端の背面近くに接続しており、腹部がいくぶん反り返ったように見える。羽蟻の体長は雄が約2~3mm、雌が約6~7mm。体は黄褐色で、翅は透明。
// 生態
日本では、本州、四国、九州に生息する。営巣地は少し陰湿で雑草や蘚苔類に覆われたた地中または立木の腐朽部などである。春・夏は甘味を求めて家屋内・温室内に侵入する。羽蟻は9~10月頃夕方に飛び出し、灯火によく集まるため、家屋にもよく侵入し、不快害虫としてしばしば問題になる。
// 防除方法
アリ類の完全な駆除は一般的に困難なことが多い。巣を見つけ出すことは簡単ではないし、たとえ見つけたとしても雌アリは巧妙に逃走することが多い。このようなアリの駆除にはベイト工法(食毒)が有効である。市販のアリ用のベイト剤をアリの出没する部屋や通り道にまとめ置きしておく。
働きアリは活発に顆粒の毒餌を巣へ運び込み、やがて巣を崩壊させる。また、羽蟻の場合、大量発生は一時的なもので、何日も続くことは少ない。ハエ・蚊用の市販エアゾール式の殺虫剤で駆除すればよい。
// おすすめの殺虫剤
テンプリド SC
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