英名:Chestnut brown chafer
学名:Adoretus tenuimaculatus Waterhouse
【生態と生活サイクル】
年1回の発生で大部分は成虫態で越冬するが、一部幼虫態で越冬する。
成虫が地上に出現するのは5月中旬~7月中旬で6月上旬頃から産卵し、幼虫期間が非常に短く40~45日程度なので、8月下旬は新生成虫が出現する。
昼行性で日中は周辺の樹木で摂食・交尾をしているが、日没後グリーンに産卵のため潜る。早朝からグリーンを脱出し、再び樹木に集まるが、脱出孔がミミズの糞塚のような土盛となり、プレーに障害をきたす。
成虫:体長9.5~12㎜、長円形で茶褐色~暗褐色、前面に淡黄色の短毛がまばらに生えている。
【防除のポイント】
成虫を対象に、グリーンに戻ってくる夕方から夜間に掛けて殺虫剤散布を行う。
グリーンの発生密度(脱出孔数)が高い場合は、周辺の樹木に成虫を確認後、殺虫剤を散布する。
【発生消長】