ウスチャコガネ

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早春の4月上旬~5月中旬から成虫が発生し、ゴルフ場で発生するコガネムシの中では一番早く出現する。成虫は摂食活動をほとんど行わない。ゴルフ場での発生ピークは短く、2週間程度である。

ウスチャコガネ

英名:Pale brownish chafer

学名:Phyllopertha diversa

 

【生態と生活サイクル】

1回の発生で、幼虫で越冬する。早春の4月上旬~5月中旬から成虫が発生し、ゴルフ場で発生するコガネムシの中では一番早く出現する。成虫は摂食活動をほとんど行わない。ゴルフ場での発生ピークは短く、2週間程度である。

昼行性でラフ、ティーなどで晴天の昼前後にコバエのように低空を飛来しているので、プレーヤーから苦情の原因にもなる。

成虫:10㎜内外で、体色は黒色だが前翅は会合部および側縁部を除いては黄褐色となっている。

 

【防除のポイント】

成虫対象の場合、成虫の発生を確認してから発生量が多いティ-周辺に登録農薬を散布する。幼虫対象の場合は、成虫の発生量が多くなってから1ヶ月後以降2ヶ月までに若齢幼虫対象に登録殺虫剤を散布する。

 

【エンビューがおすすめする殺虫剤】

タフバリアフロアブル(幼虫対象)

 

【発生消長と殺虫剤散布タイミング】

ウスチャコガネ

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