エンドックス®
製品の概要
【防除用医薬部外品】 40年以上に亘って使用されているクマテトラリル抗血液凝固成分を使用したネズミ用ベイト剤。
製品の特長
そのままでも、あるいはネズミの好む食材にまぶして現場に応じた処方もできます。
※中毒症状が現れた場合の対処:解毒剤としてビタミンK1注射が有効です。
- クマテトラリルは、40年以上に亘って使用されている抗血液凝固成分です。
- クマテトラリルは、ワルファリンと比べて抵抗性問題が少ないことが実証されています。
- クマテトラリルは、急性毒性が低く、多回連続投与で抗血液凝固作用が発揮されます。
- エンドックスはそのままでも、あるいはネズミの好む食材にまぶして現場に応じた処方もできます。
- ネズミは1日に数時間のグルーミングを行うので、エンドックスの毒餌を食べなくても毛づくろいで散粉を直接口から摂取させることができます。
- 万一、中毒症状が現れた場合には解毒剤としてビタミンK1注射が有効です。
製品情報
- 有効成分:クマテトラリル…0.75%
- 効能・効果:殺そ剤
- 包装:1kg×12
使用方法
【用法・用量】
粉のまま使用する方法- 本品約 30gをねずみの穴(出入口)やねずみの通路にまいておく。
- 適当な餌に重量で1/15 ~1/20の割合でエンドックスを混ぜ合わせて毒餌をつくり与える。
例)重量でエンドックス1に対してパン、ゆでたジャガイモ、魚類、肉の残りものなどを15~20の割合に混ぜて練り、 ねずみが頻繁に出入りするような場所に置く。また、粗びきのトウモロコシ60 %、押麦35 %に粉の砂糖5 %の割合で加えた乾燥餌を使ってつくった毒餌によっても良い効果をあげることができる。
- 毒餌は少なくとも、5日間連続投与すること。
使用方法と注意
してはいけないこと
- 薬剤を口や目に入れないこと。
- 使用するとき以外は、薬剤を分取しないこと。
- 分取するときは、殺そ剤と明記した専用の容器を使用し、食品用の容器や誤用の恐れのある容器に入れないこと。
相談すること
誤って薬剤を飲み込んだ場合や、薬剤の使用により頭痛、目や喉の痛み、咳、めまい、吐気、気分が悪くなった場合などには、直ちに使用を中止し、清浄な空気の場所で安静にして、医師の診療を受けること。医師の診療を受ける際には、本剤がクマリン系の殺そ剤であることを告げ、使用薬剤の名称、成分名、症状、被曝状況について出来るだけ詳細に医師へ告げること。治療剤としては、ビタミンK1が有効である。
使用に際しての注意
- 注意-人体に使用しないこと。
- 使用前に必ずラベルをよく読み、十分理解した上で使用すること。
- 定められた効能又は効果に従い、用法及び用量を厳守して使用すること。
- 薬剤によってアレルギー症状やかぶれなどを起こしやすい特異体質の人は、薬剤の処理作業には従事しないこと。
- 病人、特異体質者、妊婦、乳幼児などは、薬剤の影響のない場所に移動させること。
- 毒餌をつくる際、食品用の容器など、誤用のおそれのあるものを利用しないこと。
- 毒餌として使用する際は、食物、豚や鶏の飼料などに混ざらないようにすると同時に、人や家畜、家禽類、愛玩動物のロに入らないように注意すること。土間、台所など室内には就寝前に配置し、翌朝残った毒餌は回収すること。また、この期間中は毒餌を最良の条件(カビなど生じないよう)に保つこと。
- 処理に際しては、食品、食器、おもちゃ、愛玩動物、飼料、寝具、衣類などは、あらかじめ他へ移すかあるいは格納し、薬剤がかからないようにすること。
- 環境を汚染しないように乱用を避けること。また養殖池、井戸、地下水などを汚染する恐れのある場所、水生生物などに被害を及ぼす恐れのある場所では使用しないこと。
- 保護具(長袖の作業衣、作業帽、保護メガネ、保護マスク、保護靴、ゴム手袋など)及び使用する器具類は、あらかじめよく点検整備しておくこと。
- 使用に際しては、必要量だけを分取し、その都度使い切ること。
- 本剤と他の薬剤とを混合したり、加熱したりしないこと。
- 塗装面やプラスチック、石材、漆喰、白木などに付着しないように覆いなどの処置をして、薬剤がかからないようにすること。
使用中又は使用後の注意
- 使用に際しては、保穫具は必ず着用し、身体の露出部を少なくして薬剤を浴びないようにするとともに、できるだけ吸い込まないように注意すること。
- 屋内など通気の悪い場所での作業では、十分換気するよう配慮し、処理後は必ず換気をすること。
- 薬剤の処理中は、喫煙、飲食をしないこと。使用中又は使用後にトイレに行くときは、手や顔をよく洗ってから行くこと。
- 使用後は必ず手や指などを石けんと水でよく洗うこと。また、使用中薬剤が皮膚に付いたときは、直ちに石けんと水でよく洗うこと。万一、薬剤がロ、目などに入ったときは、直ちに水でよく洗い流すこと。作業中に大量の薬剤を浴びた場合には、直ちに汚染した衣類を脱ぎ、シャワーを浴びるなどして体に付着した薬剤を洗い落とし、清潔な衣類に着替えること。また、必要に応じて医師の診療を受けること。
- 作業時の衣服は、他の衣服と区別して洗濯し保護具も洗剤でよく洗うこと。薬剤処理に用いた器具類もよく洗うこと。
- 駆除を行った際、食べ残した毒餌は必ず集め、自治体の指示に従って適切に廃棄すること。
- 使用済みの空容器などは、石けん水でよく洗い、小児が手に触れないようにするとともに、他に転用しないこと。汚染した器物や洗浄液は作業現場から持ち帰り、河川、湖沼、下水道などの水系や、地下水を汚染する恐れのある場所には捨てないこと。
保管上の注意
- 薬剤は、他の容器に移し替えて保管しないこと。
- 薬剤を開封した後は、容器を密閉し他のものと区別して保管すること。
- 人間や家蓄には有害であるから、食品、食器、飼料などと区別し、小児の手の届かない、直射日光が当たらない、乾燥した涼しい場所に保管すること。
その他の注意
薬剤をこぼした場合には、次のように処理すること。
- こぼした薬剤は、出来る限り回収すること。
- こぼした薬剤が、井戸、池、河川などの水系に流入した場合には、直ちに警察又は保健所に届け出ること。
火災事故の場合には次のように処置すること。
- 火災の際、有害なガスが発生する恐れがあるので人を避難させるなど配慮すること。